OBだより
縁もゆかりもない長崎県に移住した我が家。
皆と同じ事をして安心するのではなく、子どもが自分の心を大切に過ごせるような学校を見つけたからだ。
大人の決めた事をするのではなく、子ども主体で計画を立て日々実行していく、一日中椅子に座っているのではなく実際に経験をして学んでいく、そんな学校が長崎県に存在した。
子どもたちは毎日ワクワクして通う。素晴らしいなと思った。
その学校には寮があり、入所しても良いし、自宅から通学しても良いという事だった。
小学生のうちに寮に入れる事は良い面もあるかとは思うが、私たち夫婦にその考えはなかった。日々の何気ない関わりから家族の愛を感じる事の方が大切だと思うからだ。
「寮に二泊三日し体験入学をする」といういわゆる入試を経て出た合否結果は、「寮に入るなら合格」というものだった。
確かに娘は寮の子どもたちとすぐに打ち解けたようで「寮楽しかったー!寮に入るー!」と言っていた。
私の心境は「え!待って!話し合おう!とにかく話し合おう!汗」だ。
だが寮に入ると始めたばかりのバスケを辞めなければいけないと知った娘は話し合いも早々に「じゃぁいいや〜」とあっけなくバスケを選んだ。
バスケ様ありがとうございます。
という事で転校のために遠路はるばる移住をした我が家なのだが、その学校は辞退させて頂く事にした。
コロナの影響で転居前に体験入学ができなかったため学校が決まる前に勢いよく移住してしまったが、上記の学校に通わないとなると長崎県に移住した意味は。。。笑
だが!我が家が移住した大村市という所はとても暮らしやすい良い所だ。
思っていたよりも田舎じゃないし、前に住んでいた家よりまわりにお店がたくさんある!笑
海はキレイで魚はおいしい。
人もあたたかい。
だから移住に後悔はない。
当たり前に会えていた人たちと会えないのはさみしさもあるけれど。
移住に関して一つだけ引っかかる事がある。それは来春から幼稚園生になる下の子を金井幼稚園に通わせてあげられない事だ。
金井幼稚園への入園を決めたのは初めてオープンデーに行った日「木だ!土だ!ここだ!」と一目惚れをしたのだったが、移住先では行ってみたいと思える幼稚園が見つからなかった。
そもそも幼稚園が少なく、保育園や認定こども園が多い。
そのため視野を広げ、少し離れた所に敷地4000坪の広大さをほこり、かつ極力無農薬・無添加の給食を出して下さる認定こども園が見つかった。
認定こども園なので入園時には既に先輩子どもがたくさんいる。赤ちゃんもいるので先生にとっては「一番小さい子」の扱いにはならない。
金井幼稚園では“子どもたちが初めて家庭から長時間離れる”という事をとても考慮して対応して下さっていたので、その点は気になるところではあるが、せっかくのご縁なので楽しんで過ごしたい。
金井幼稚園に入園した頃、ママチャリに娘と乗って毎日通い、子どもの帰りをホールで待っていた頃が懐かしい。金井幼稚園での生活は親も多く関わるので少し大変さもあったけど、本当に大切な時間であった。
良い幼稚園に巡り会えて本当に良かった。
(オープンデーに連れて行ってくれたNちゃんに感謝)
2019年度卒 M
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