「さゆり会だより」をふりかえる②
2017年度8、9月号掲載
☆おかあさんのまなざし☆
私の幼稚園の時のことで覚えていることといえば、毎朝母が運転する自転車の後ろで泣きながら通っていたこと。はっきりとは覚えていないけど、引っ込み思案で人と話すことの苦手だった私は仲よしの友達もできず、楽しみを見つけられずにすごしていたのではないかと…。
「『幼稚園に行きたくない』と一度も言ったことないよ」とすでに金井に通わせていた友人から聞き、そこなら娘もたのしめるはずと思い入園を決めました。
いざ入園させてみると、園庭で走り回ることもなく、あまり友達の名前も出てこない…時々聞かされる話は「○○ちゃんのはお花だよ」と下駄箱に貼ってあるシールの話、いつもやっていることは泥団子を作ること。私は幼稚園のとき楽しめなかった自分と重ね、イライラした気持ちで娘の話を聞き男女関係なく遊んでいる他の子ども達をいつもうらやましく眺めていました。
でも子どものことだけでなく自分自身も楽しんでいる金井のお母さん達の姿を目にするようになり、子どものことを心配してもなるようにしかならない、私は私で楽しもう!!と切り替えて、みんな自分のペースがあるのだから見守っていこうという気持ちでいたら、私も楽になり少しずつですが娘も変わっていったように思います。年長になった今では動物当番を張り切ってこなし、年少さんのお世話も出来るようになりました。絵をかくことが大好きで、作り続けてきた泥団子はびっくりする程ツルツルにすることができ、自称お団子名人です。
いつでも子どもの個性を大切にしてくれる金井の先生方や、お母さん達に自分の子どものようにあたたかく見守ってもらえたので娘も成長できたのだと思います。本当にありがとうございます。
娘も3月には卒園です。今やりたいことを思いっきり楽しんでもらえたらいいなぁ、と思っています。
M.S
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